ブログ|デイサービスおかげさん

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これからも閲覧の方をよろしくお願いいたします。

ある女性利用者

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

デイサービスおかげさんがオープンして間もない時から利用して下さっている女性利用者。

おひとり暮らしで色々と悩んでいることも多く、前向きな気持ちになかなかなれない方です。おかげさんに来ると「やっぱりここは良いですね」「私で出来る事は手伝います」と話され、気持ちが明るくなられます。でも、家にいると悩みで「おかげさんへはいけません。しんどいんです。」と毎回お誘いに30分以上かかります。その結果、利用出来ない日もあります。

この方は本当は色んな事がしたい。でも意欲が出ない。かつては書道をされており、かなりの達筆。ただの書初めではなく、この方が自分で「やりたいことをやってみる」「心を開いて前を向く」ことが出来るかどうか、という大事な場面ではないかと思いながら準備。

結果、写真のように書かれました。

本人は「全然ダメです。嫌だこんな字しか書けないなんて」と言われますが、新聞紙にも何度も書いて筆を置こうとはされませんでした。

安心できる人や場所の中で、個々の利用者が「やってみよう」と思えるような空間にしていきたいと思います。

年始に向けて

おかげさんは12月30日から1月3日は休みとなります。

新年にみんなに会えることを楽しみに、正月準備をしました。

本年は大変お世話になりました。

もうすぐ訪れる来年もどうぞよろしくお願いいたします。

もうすぐ正月・・・

クリスマスが終わったと思ったら年末。

年末は、出来る限りの大掃除をしました!

特に男性は積極的に掃除して下さっていました。窓拭き、網戸洗い、洗車、車内掃除などなどあらゆる箇所をきれいにしてくださいました。ありがたい!!

現在もコロナウイルスが猛威をふるっています。

市内においても感染者数は増えてきており、ピリピリした状態が続いています。

おかげさんでは、「怖いねぇ。」「嫌だねぇ。」と利用者同士で話しながらも仲間と一緒に過ごせる場所として明るく様々な活動をしながらの日常を過ごしています。もちろん、時間を決めての換気や消毒も徹底して行っています。人との繋がりや温かさは保ったうえで感染を防がなくてはなりません。

子供たちも活躍しています!

掃除をしてくれる利用者がいて、片付けの箇所を増やしてくれる子供たちがいて・・笑

ごくごく自然な暮らしの中で生まれる繋がりの一部がおかげさんをきっかけに生まれる、これが最もうれしいことだと感じさせていただいています。

メリークリスマス!!(汗)

メリークリスマス!

ブログを書いている今は1月5日です。汗

おかげさんのクリスマスは、皆でケーキを作ったり歌を歌ったり、サンタに扮した利用者からプレゼントがあったり・・いつもの自由でゆったりした雰囲気とは一味違う雰囲気でみんなで楽しめました!

あるご利用者の変化

少し久しぶりにブログをあげます。

どうもこまめに更新するのが不向きみたいなので、思い立った時(誰かに言われた時)にあげます。

さて、写真の男性ですが、利用前は「他の人と関わるのは難しそう」「配慮が必要」といった前情報があり、職員も初めは少人数で落ち着いて過ごせる環境を整え、気を付けるようにしていました。

しかし、ふたを開けてみれば・・・

自分で自宅から色んなアイテムを持参し、中心になって他利用者と関わり、楽しませようとされています。紅葉狩りに庭園へ行った時には、歩行に不安のある方の手を握って歩いておられました。「両手に華です」と優しい笑顔で。

他にも、事業所の車を洗車したり、換気扇や室外機の掃除、メダカの水槽の掃除などなんでも意欲的に取り組まれています。

「人との繋がり」「関係性・馴染み」「場所」「安心感」などの環境により、素敵な場面を沢山見せてくださっているのだと思います。改めて、1人1人の利用者にとってその環境が出来ているのかが重要なことだと感じさせていただきました。

私たち介護職員は、職員が利用者を世話をしたり司会をして皆でレクをしたりといった仕事をするのではなく、利用者1人1人が「人との繋がり」を感じられ、安心して過ごせる、人と助け合える、自分も人の役に立つ、といった環境をいかに創っていくかがすべき仕事だと思います。職員とのいっときの会話で笑うことも良いですが、やはり仲間と思える人たちと支えあいながら過ごせる方が人生豊かに過ごせるのではないかと。

タイトルには、変化と書きましたが、元々こういう思いやりのある方だったのでしょう。それが発揮出来る場所が見つかっただけの話でしょうね。

最後の写真は、庭園の池の鯉にあげる為に事業所から持ち出したパン粉を職員が撒こうとした際に、女性利用者から「あかん!看板に書いてある!」と怒られ、中止した場面です。笑

産前休暇!

おかげさんには日頃より職員の子供が過ごす場所としての側面もあります。

そんな中で、妊娠中の職員が産前休暇に入られる為、

本人には内緒で利用者と職員とで協力しながら色紙を作成しました。「こういう時にはどんな言葉を送るべきか」と悩む方、スラスラと迷いなくメッセージを書き込まれる方など様々ですが、みんなが励ましや応援、楽しみに思っている気持ちは一緒です。

最終出勤日には、贈呈式を行いました。

利用者、職員とが温かい気持ちと言葉で送り出すことが出来、本人も喜んでいました。

利用者とか職員とか関係なく、皆が繋がり合った人間として仲間を送り出せる空気感にとても感動しました。

無事出産したらしばらく休んで、またいつの日か一緒に出勤してくれることを楽しみにしています!

おかげさんの子供たち

デイサービスおかげさんでは、職員は子供を連れての出勤が可能です。

可能どころか大歓迎!!

それには以下のような思いがあります。

① 職員の働きやすさ

子供を理由に仕事が出来なかったり仕事をセーブせざるを得ないお母さんは多くいると思います。今は多くの業界で人手不足。働きたいお母さんと働き手が欲しい会社との双方にメリットがある。

② 子どもへの影響

子供は元気なので時にはしゃぎ過ぎたりもします。それを親だけがヒヤヒヤしながら見守ったり言い聞かせたりするのではなく、経験豊富な利用者が注意したり他の職員が注意したり、もちろん怒られるだけでなく世代を超えて一緒に遊んだり、そういう時間の積み重ねで、子どもにとっては「自分のことを気にかけてくれる人」が増え、豊かに育まれるのではないかと思います。

③ 利用者への影響

前述しましたが、親はやはり迷惑をかけないか心配します。でも利用者のほとんどが子育て経験者です。抱っこする力がなくても自分に出来る方法で子供をあやしてくれています。

利用される方の中には色々な方がいて、中には「家族に迷惑をかける」「何も出来なくなってしまった」と自信を失っている方もいます。でも子供を前に見せる表情は、自信のなさではなく、世話する人の表情になります。

「おかげさん」を表す大切な場面になっています。

*写真は、みんなでおやつを食べている場面、卓球やボール遊び、小さな働き手です。

久々のブログ更新

9月に更新して以降だいぶ長く更新出来ていませんでした。

あるご家族より、「もう辞めましたん?私に無断で!笑」とのお言葉を頂き、こんなブログでも見てくださっている方はいるのだと慌てて更新!笑

写真のO様。

おかげさんの将棋王として過去のブログにあげていますが、

将棋だけではありません。頼めばなんでもしてくれます。そして出来ます。

「ご飯よそう人がいないらしいです。」とか「サンマを上手に焼ける人募集中です」と話すと、「わしにせえってか?!笑」と快く(?!)引き受けてくださいます。

このO様、とても楽しい方で奥様思いの方です。

いつも作業を終えると、「また奥さんにPRしといてな!あっ、でもあんまりPRしてもらったら何で家では何もしないねんって怒られそうやし程々に頼みますわ!」と話されます。

それをそのままお送りした際に奥様にお伝えすると、やはり「家では何もしませんねん。」と奥様。

本当にいつも互いに思い合う素敵なご夫婦です。そして夫婦漫才をこれからも楽しみにしています。

はや10か月・・・

本当に子どもの力は凄いと感じる日々です。

この子は6か月頃よりお母さんとともに出勤しています。

認知症などによって記憶が保てない方でもこの子の事はしっかり覚えている方が多いです。

先ずこの子の存在に気付くと皆の表情が一瞬で明るくなります。

そして、皆さん思い思いに世話をし始めます。抱っこしてあげようとする方、おもちゃを探して渡してあげる方、子供が泣きそうになっているとお母さんを探してあげようとする方など。職員が手伝ったりしている時は畳に座るのを「体がえらいから」とソファや椅子に座る方も自然と床に座って目線を合わせておられます。力や意欲を引き出している結果です。

そのような日々を一緒に過ごさせてもらっていると、「認知症」やら「病気」などは関係なく、それぞれが「お世話する」「面倒みる」しっかりとした優しい表情。

「利用者」ではなく、ただの良いおじいちゃんおばあちゃんです。

子供の力には到底及びませんが、支え合いや手助けをごく自然にしあえる場面をたくさん作っていけたらと感じます。